半世紀ほど前のお話。
「青年座」に在籍していた頃、キリシタンと宣教師との交流を描いた
「肥前風土記」という作品に出演しました。
田中千禾夫(ちかお)先生の作品です。
おみつは、宣教師(グランピエル)役を仰せつかり
苛酷な切支丹弾圧のもと、拷問や死にも屈しないキリシタンと共に
憎しみと愛、絶望と希望などを描いた
独特なドラマを必死に演じていました。
パイプ煙草をふかし
ニコニコ微笑みながら演出を楽しまれていた
田中先生を懐かしく思い出します。
おみつ29歳でした。
右:付け鼻をしたグランピエル神父のおみつ 左:助谷權九郎役の久保幸一さん
(舞台写真より)
あれから51年。
今回は「マザー・テレサ~愛のうた」に
エグゼム神父役として出演させていただくことになり
それならば!と
古い資料やパンフレットを出してきて読み出している、いうわけです。
先日は近くの教会に出向いて
牧師様からお話をうかがうことができました。
大変に優しく応対してくださり
「マザー・テレサ」の文献や映画まで
ご覧になった話や体験を丁寧に説明してくださいました。
情熱的な口調には圧倒されましたが
役作りの勉強にもさせていただいています。
さて稽古場では、俳優たちの動きやダンス、
映像とのキッカケなど、細かく丁寧な作業をする
演出のハマナカトオルさん。
救いを祈るマザー・テレサとシスターたち
それに交錯するキャラクターたち
とのドラマを美しい音楽で表現する
tak さん。
お二人を中心にどんどん熱を帯びてきていますよ~!
またご報告しますね~!
-「肥前風土記」を観に来てくださった神父様からいただいたクルスと公演のパンフレット-
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■ 2017/11/16~20(東京)
ミュージカル座『 マザー・テレサ 愛のうた 』
◇ 公演日程はこちら ⇒ https://goo.gl/tScmg5
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