晩秋の11月に上演する『朗読ミュージカル 山崎陽子の世界』では
山崎陽子先生が森鴎外の名作「高瀬舟」を基に
長年の構想の末、この夏脱稿された作品をお届けします。
ご存知だと思いますが、物語について少しだけ。
徳川時代、京都から大阪まで「島流し」の罪人を護送する
『高瀬舟』が舞台です。
登場人物は、弟殺しの罪を負った喜助と言う若者と
護送する役人の羽田庄兵衞の二人だけ。
舟に乗り込んだ若者、喜助の表情に不思議な違和感を覚える役人の羽田。
じっと月を仰ぎ、表情には微かな輝きさえある。
これまでの罪人たちは、島に着くまで泣きわめき通しだ。
こんな姿は見たこともなく、不思議でならない。
殺した弟が、どれ程の悪人だったにせよ、人の情けと言うものはないのだろうか?
ついに、職分を越えて喜助にその胸の内を聞いて見る。
役人対罪人の垣根を越えてドラマは意外な展開を見せ始めます。
役人哀歌が登場し、冷厳な作品の中に
人情のオアシスが設けられています。
山崎陽子さんの暖かい目線と包容力は
鴎外作品に独特な雰囲気を醸し出し
片野真吾さんの音楽は
情景や心の葛藤を的確に表現されました。
さて、あとは演者としてのおみつに全てが託されました。
酷暑の中、冷や汗と涙を流しながら台本と楽譜に釘付けになっています。
11月の本番には、皆様にご満足ける新作が生まれますようがんばります~!
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