「今回はご縁がなかったということで・・・」の、さらにその後日
面接を終えて即日
「今回はご縁がなかったということで・・・」という連絡がきました。
良い話はあっても、なかなか実を結ぶことはないもので。
がっかりというか、しょんぼりというか、そんな気持ちになったのを今でもよく覚えています。
が、この話には続きがありまして。
面談結果の連絡があった、さらにその後日。
「浅利さんからの伝言があります」との電話があったのです。
「四季にはいろんな作品があります。今回はおまかせできる役がありませんでしたが、劇団にお入りになる気持ちはありませんか?」という内容。
これまた、夢のようなチャンスが舞い込んできたのです!
ここは正に2つ返事。
「お声掛けありがとうございます!」
「わたしで良ければ是非参加させてください!!」
この予想もしなかったお声掛けをきっかけに、劇団四季への入団話がトントン拍子に進んでいきました。これがおみつの劇団四季との出会い。そして入団までの一部始終です。
そこから30年あまり。
座敷わらしに猫にローソク。
魔女に王様、警察署長。
霊界の役人、菓子職人に大物プロデューサー。
総督、公爵、大統領に部長・囚人・検事などなど。
ぜんぶ思い出すのがむずかしいくらいに、老若男女、洋の東西、紀元前から現代まで。
本当にいろんな役をおまかせいただきました。
そんな作品の中から、あれやこれやと振り返りながら、この「Backstage Graffiti」を進めていきたいと思っています。
これはあとで知ったのですが、その時の公開オーディションには、スタークラスの芸能人の皆さまや海外のかたも含めて、かなりの応募があったとのことでした。
雪村いづみさんや江崎英子さん。木の実ナナさんや多川理英さんも、そんな厳しいオーディションを勝ち抜いて、見事チャンスを勝ち取られたんじゃないかと思います。